言葉少ななものでして、

みたもの、かいたもの、すべて。

宝石の国

afternoon.moae.jp

 

宝石の国のコミックスを読みました。現在8巻まで発刊。

今年は気になる漫画を1巻から買い、じっくり読み進めていこうと決めていたのですが

宝石の国の前にこの決意はたやすく崩れ落ちました。

おかしいな…硬度ある決意だったはずなのに…

 

わからないことばかりの世界で、健やかに生きている。

風がざあざあ吹いていて、硬質そうな髪をあやすように揺らす。

暮らしていく世界をまもるため、大切な人とともに戦っている姿が、

強くたくましいけれど、実はもろく砕け散ることもある危うさもある。

一枚絵だけを見ると、どこをとっても音が溢れている作品に見えます。

すごくきれいで夢のようですが、その実、宝石である自分たちが

仲間が連れていかれないように、先生を守るためにしたたかに生きる

性別不詳の美しくかわいい生き物たち。

 

不思議な魅力が満載です。

読者と、主人公が同じタイミングで謎を解いていくとき

こう、機微がね、感情・心の機微がまた美しく悲しいです。

まだうまくことが出表現することができない。

宝石の国、とんでもなく魅了されています。